平成31年1月31日

 

本日は社会福祉法人滝乃川学園様を訪問し、施設見学をさせていただきました。経営企画本部長の高瀬祐二様から施設設立の経緯や現在の状況、今後の課題についてお話を伺いました。以下、そのレポートです。

 

社会福祉法人滝乃川学園は、日本で最初の知的障害児者施設として明治時代に開設されました。濃尾大地震の被災孤女を保護する活動から事業を拡大し、現在幅広い年代の知的障害者の教育や就労活動を支援しています。

〈現在の施設状況について〉

知的障害者福祉は施設福祉から地域福祉へとシフトしており、「措置から契約へ」にみられるように立法面では進展があるものの、介護保険との統合や成人障害者への対応には改善の余地があるそうです。滝乃川学園では事業環境の変化に対応するため理事構成を変更し、入所の定員を減らし高齢者グループホーム事業の展開をしており、施設を中心としつつも地域に寄り添う福祉が今後の形になるとおっしゃっていました。

〈今後の課題について〉

次に、障碍者福祉の今後の課題についてです。少子高齢化によって、施設に入所される方が増える一方、介護福祉士等を目指す人材は減少している現状にあります。地方では、経営が立ち行かず閉鎖している施設もあるようです。そのため、今後は外国人の人材が増えていくと考えられますが、日本人は移民アレルギーがある、とおっしゃっていました。また、事業運営の効率化が求められる中、施設が地域の拠点となって地域共生社会をつくっていく必要があるようです。

 

また、施設内の建物について、高瀬様に実際に案内していただきました。施設内はとても広く、居住棟、居住者の方々が働く施設や地域の人々の催しにも使用される礼拝堂等様々な建物がありました。

 

障害者福祉や地域福祉の分野について現状や課題を実際に見て学ぶことができた貴重な機会になりました。少子高齢化による介護分野の働き手不足への対応は他人事で済ませずに地域が一体となって取り組まなければならない問題だと感じました。(相澤)

このような福祉施設を訪問させていただくのは初めての経験でした。少子高齢化の現状の中、事故により介護度が上がることを防ぐための施設を建設したり、入所者が生活しやすい環境をつくるための体制を整えたり、様々な工夫がなされていることを知りました。実際に現場のお話を聞けたことはとても良い経験になりました。(平出)

 

最後になりますが、施設を案内してくださった高瀬様をはじめ、お忙しい中施設見学にご協力してくださった皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。

 

 

2年 平出久里子・相澤咲希