令和3年10月7日

本日のゼミでは、元N H Kエグゼクティブアナウンサーで早稲田大学O Bの三宅民夫様に「人前で伝えるとは⁉︎〜アナウンサー人生(失敗)が教えてくれたこと〜」というテーマでご講演をいただきました。三宅様が自身のアナウンサー人生をとおして経験した貴重なお話を、私たち学生の社会生活に役立つようにお話をいただき、とても勉強になりました。いただいたお話を要約し、その中で私が印象に残ったことについて感想を述べさせていただきます。

三宅様は人前で伝えるということの困難さについて、1、立ちはだかる「壁」2、「壁」その正体とは3、克服へ三つの「カギ」と三段階に分けてお話しされました。
まず、ご自身の職業であるアナウンサーについて、限られた時間の中で人に伝えるようにではなく、伝わるように、またわかりやすく、筋道立てて、間違えないようにしなくてはいけないなど、たくさんのストレスがかかっている中で悪戦苦闘することにより緊張につながっていくとおっしゃっていました。この緊張が「壁」となっており、緊張とは「集中力がなくなる状態」であり、その正体として、向上心、責任感、また人前で喋ることに対する不安感から、プレッシャーから起こる硬直や逃避であるとされていました。
これを克服するためのカギとして、①自律神経を整えるためのいい睡眠、②緊張すると呼吸が浅くなるため、意識して呼吸をする、③どのようなところでもいいので硬くなっている筋肉を柔らかくするために体操やストレッチをするというものでした。

いただいたお話の中で印象に残っているのは、人の中には緊張する人と緊張しない人がいて、緊張する人もそれをコントロールできるようになれば緊張しない人よりもうまくいくことがあるかもしれないというものでした。自分自身、緊張することが多く、それがきっかけでうまくいかなかったと感じることが多いのですが、三宅様のお話をいただいて緊張することも前向きに捉えられるのではないかと思えました。

最後になりましたが、大変お忙しい中、お時間をいただき、ご講演をいただいた三宅様には心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

3年 勝田健心