文:3年 奥泉海斗

訪問日時:2023/06/20(火)13:00-14:00

2日目の13時からは、町の人との繋がりの場を作り続けている浪江町の任意団体、「なみとも」を2018年より運営されている小林奈保子様にお話を伺いました。

様々な土地から集まっているために、震災に関する知識や想いが異なる我々でしたが、実際に行っている子育てに関する活動などといった、メイン分野である社会保障に関するお話もしてくださり、その場の学びに加えて東京に持ち帰るべき学びも受け取ることができたと感じています。震災の影響で一度は人がいなくなってしまった浪江町。戻って来た人も200名ほどかつ若者も少ないという状況の中で、何かが足りないのならば自分で作ろうとする姿や既にあるものは如何に活用するのかという思考へと繋ぐ姿、そして「なみとも」をはじめとしたアクションを実際に起こし、様々な取り組みを行ってきた小林様の姿は、形は違えど我々も大切にしなければいけないものであると痛感させられました。また特にそうしたアクションの根本に、物事を楽しもうとする姿勢があることは、学校で学ぶことはできないが絶対に忘れてはならないものだと気付かされました。

小林様がお話の途中で、「他の町と比較して…」という表現をあえて否定し、比較することなくより良いものを生み出そうとする絶対的な思考をされていたのがよく印象に残っています。今自分たちが本当に解決しなければいけない問題や幸福を届けるべき人を明確にし、そしてそこに向かって一直線に走ることができる裏側では、こうした思考が大きな力を持っているように感じました。

まず、目の前のことを変えることができなければ、大きな力を生むことはできない。それぞれが異なる野望を抱いている我々が社会に貢献できる人間に成長していくために、今回の小林様の講演は間違いなく大きな価値を提供してくれました。小林様、ご貴重なお話をありがとうございました。